弊社で使用している構造材の工場見学に行ってきました。
こちらでは豊田市で採れる木材を加工しております。
この製材工場は官民の共同事業になりますが、今回改めてこの事業が始まった経緯をお聞きしました。
元の始まりは2000年9月の東海豪雨。
この時の大雨で矢作ダムでは緊急の大放水が行われ、スタジアム付近は水につかりと
大きな被害がありました。
上流の人工林がもう少し整備されていれば状況は変わったのでないかと、
この被災体験が原点となり豊田市が森づくりへ
本格的に乗りだすきっかけとなったとのお話しでした。
山を整備することで被災を軽減する一つの取り組みとなり、
森づくりが町づくりへつながっていく。
またその材料を使用した家づくりも今後の豊田の歴史をつくっていく。
お家づくりはその土地の街並みをつくっていきます。
長く愛されるお家にしていくためには、
長く使える材料や技術が必要となります。
材料も1本1本検品している工程も見させていただくことができました。
見学ツアーのご相談もさせていただきましたので、
ご興味ある方は弊社までお問合せくださいませ。
細い木材はチップにしたり、皮は木材を乾燥させる窯の燃料に使用されたりと、
廃棄する材を極力なくす取り組みもされておりました