私たちについて
about
私たちは、家を「新しく」する
会社ではありません。
50年以上、私たちは新しい家を建て続けてきました。ではなぜ今、リフォームやリノベーションを手がけるのか。
それは、一棟の家に刻まれた時間と記憶に、何よりも価値があると知っているからです。
壊して、つくる。その前に。
家は、単なる箱ではありません。
柱の傷ひとつ、床の軋みひとつに、家族の物語が息づいています。
私たちは、その声に耳を澄ますことから始めます。スクラップ&ビルドが当たり前だった時代を経て、今、私たちは気づきました。
本当の豊かさは、すべてを新しくすることではなく、大切な記憶を受け継ぎ、未来へと編み直していくことにあるのだと。
新築で培った技術と知見は、すべて、今ある住まいの価値を最大限に引き出すために。
それが、アンシンハウズがリフォームに取り組む理由です。
記憶を編む、手仕事。
私たちの仕事は、古いものをただ修繕することではありません。
ご家族が寄りかかった柱、子どもたちが走り回った床。
その手触りや温もりを、職人の「ひとてま」で未来へと翻訳していく作業です。
解体して初めてわかる構造の癖、その家だけが持つ空気感。
それらすべてに敬意を払い、新しい素材と調和させる。
それは、家の記憶を丁寧に編み直していく、対話のような時間です。
暮らしに添う、健やかさ。
健やかな暮らしとは、最新の設備を導入することとイコールではありません。
朝、光がどこから差し込み、夕、風がどこへ抜けていくのか。
慣れ親しんだ動線の中で、何が心地よく、何が負担になっているのか。
私たちは、今ある暮らしのリズムを尊重します。
そこに自然素材の心地よさや、少しの工夫を織り込むことで、無理なく、
より深く呼吸できるような健やかさをデザインします。
未来へつなぐ、お付き合い。
リフォームは、ゴールではなく、新しい章のはじまりです。
無垢の床は時を経て色艶を増し、漆喰の壁は季節の光をやわらかく映し出す。
そんな住まいの成長を、私たちはオーナー様と共に見守り続けたいと考えています。
54年という私たちの歴史は、お客様への安心の証であると同時に、
これから先の50年も、この場所で皆様の暮らしに寄り添い続けるという、未来への約束なのです。